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「う~…流石は異常気象。温暖化恐るべし」
香織の隣で優華はカップアイスのスプーンをくわえたまま冗談めかして答えた。
小嶋優華、同じく18歳は香織の幼稚園時代からの親友で、昔から何をするにも一緒の姉妹のような関係だった。
「も~温暖化なんて知ったこっちゃ無いよ、あ~…クーラーに当たりたい~、冷えたお茶が飲みたい~!!」
ばっさばさと短い制服のスカートを団扇のように動かす香織に優華は頷きながら答える。
「うんうん、まさに現代っ子の台詞だねぇ、香織さん女としてどうなのよソレ。パンツ見えるよ?」
「どうもこうも無いの~!クーラーに当たりたいのっ」
「若者は外で遊べっ、子供は風の子な~んて言ったのどこのどなたかしらねぇ」
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