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「風っ?生温い風はお断り、涼しい冬の風を吹かせてっ」
「…冬は夏の風が欲しいって言ってたけど?」
香織の叫びに優華はのんびりとした態度で返す。
香織はもうすでにアイスバーを食べ終えていた。
良く澄んだ空に蝉の声が響いている。
「冬には夏の夏には冬の気候になれば良いのに…」
「…それ意味ないんじゃない?春冬秋夏になるだけじゃない。『しゅんとうしゅうか』みたいな」
「いっそ春春春春春で良いのにぃ~っ!」
「はいはい…日本の四季は素晴らしいね~、ってか香織、春一個多い………あれ?」
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