想い出はアルバムの中に

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想い出はアルバムの中に

アルバム。 それは想い出をしまう場所である。 その中でも卒業アルバムは貴重な物である。 卒業アルバムという物は成長の道しるべを示した物であり、卒業した証でもある。 昔の卒業アルバムは普通のアルバムと同様に想い出を振り返ることに加え前述に述べた道しるべや証があったため、より一層アルバムとしての想い出を重視する概念がより強かった。昔というのは私が学生時代だった頃の話である。一冊の本として自分たちの筆跡で形作るモノだった。全校生徒の写真や仲間同士が集まって写った写真を載せたりもする。それを大人になってから見返して感動する物である。 しかし今はそういった概念を持たないと私は感じている。なぜならスマホのアプリとしてそれが利用されているからだ。 SNSで口で直接言わずにそこで活字として相手を追い込む行為などといったいじめ問題をほとんどなくした時代になってやっとそのアプリが生まれたのだ。アプリが生まれた当初はどの学校も批判をしていたが、なぜかうちの学校を含む何校かは取り入れられた。ちなみに校長先生の「革命だかね」と上機嫌に自分の学校で言っていたのを今でも覚えている。     
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