僕のヒーロー

皆其々心の中に自分だけのヒーローをもっていると思います。
僕の場合、先ず思い出すのが｢鉄人28号｣
何故かと云うと保育所に通っていた頃だと思う。当時TV放映では既に番組が終了しており、新聞のラジオ番組欄に見付けたのですよ。｢鉄人28号｣の五文字を…僕はワクワクし乍も両親両祖父母にも言い出せないでいました。理由はラジオは父親の独占状態、及び祖父母がラジオを持っていないで在ろう事を幼心に薄々感じていたのでしょう。
聴いてみたかったなぁーラジオ版｢鉄人28号｣

第二のTVヒーローは｢ウルトラマン｣
僕自身は対して思い入れも無いのですが、小学校の入学式の記念写真に｢ウルトラマン｣のお面を諸に被って写真に写っていたので一応上げてみました。
更に数年後｢仮面ライダー｣が仲間内で大流行した時に、ウルトラマンの系列のウルトラマンＡを観ていた僕は幼友達から散々からかわれたのは云う迄もない。

此処からが本題の僕のヒーローですが、他人に威張れない犯罪者なのです。
僕達の世代より上の人達は誰もが知っている｢東京都府中市三億円強奪犯｣其の人なのです。
幼い僕にも善悪の区別位理解出来ていましたが、しかし彼はたった１人で当時の金三億円と云う大金を見事に騙し奪ったのです。
此の事件は当時の日本に多大なる影響を与へ、給与の銀行への振込みに一役買った程の大事件だったのです。
関連映画や関連ドラマ等に沢山題材にされ、僕自身は知らないけれど、其れこそ関連小説も沢山出版されていたであろうと推測されます。僕に採ってどれ位衝撃的だったかと云えば中２の時に同級生等と半分本気で｢府中の三億円犯人の今夜の時効の時報を録音しておこうか？｣等と相談と云うか冗談を言っていたモノで在ります。
僕が彼(犯人)に強く惹かれたのは幼心に｢誰１人殺さず・脅さず｣での白昼堂々での犯行っだったからでは在るまいか？と当時から思っています。
更に大きく成長してから映画｢スティング｣のノベライズ小説を読んだ時に訳者が 彼こそ｢King of sting.｣と褒め称えていたのが個人的好みに合いました。