本当に好きなのは

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「なんとなくそうじゃないかなって思ってた。 俺じゃなく、ケンタを選ぶだろうなって。」 シンはそういうと、私の部屋を出ていこうとした。 「シン!私、本当にシンが好きだったよ! 気持ちに応えられなくてごめんなさいっ…!」 私がそういったら、シンは切ない表情を見せた後、いつもの笑顔を見せて、そのまま出ていった。 固まって動いていないケンタに声をかけた。 「ケンタ?」 「俺、シンに先に告われて、まじで焦って 慌てて告白みたいな形になって、ちょっと後悔してたんだ。」
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