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でも残念。能力ありませんでたぁって感じですか?」
「お前、なんでも言いたい事口に出るタイプだろ。それにお前だって能力ないじゃん。」
「うっ。それはそうですが…」
明らかにテンションが落ちた。これは非常に分かりやすい性格なのかもしれない。
「あ、そうだ。お前のところにも来たか?ホログラムみたいな奴。」
「あ!来ました!馬鹿みたいに罵って来たんですけど、無視してやりました。」
「無視できたのか…」
自分なんか怖くてモーニングスター投げちゃったよ。
「あ、ついたみたいですよ。」
前には、少し開けた空間が見えてきた。
「なんだろうな。」
「え、夕食じゃないんですか?」
「いや、夕食だけなら中央ホールには呼ばないだろう。」
「確かにそうですね。楽しみです。」
そんなこんなで、中央ホールに着いたのだが、そこは、まるで高級ホテルのようなホールというよりは、ロビーだった。
そして、そのロビーの受付の前に、金髪で身長は180は超えている女性が立っていた。
「ようこそ。熾天館へ。」
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