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「ここは、トルディア連合王国の、ニドゥァール家の緊急治療室04です。そして、私達は、左からアンジェリカとウンディーネです。」
「んーと、どういう事?ですか。」
「端的に申し上げると、異世界転生と言った方がよろしいのですかね?」
「いや、この場合、異世界召喚と言った方が正しいのですかね?」
「異世界召喚……あの……」
「どうかされましたか?ご主人様。」
「何なりとお申し付けください。」
「恥ずかしい話……俺って超能力って使えたりするの?ですか?ここにやって来た理由とか…」
「超能力は、ございませんが、理由ならございます。」
「ご主人様には、これから聖魔術学校に進学してもらいます。」
「え!?」
聖魔術学校!?聞いた事ないし、見た事ない。いや、異世界召喚なら、当たり前の話なのだが、魔術学校でいいのに、何故『聖』などと神々しい文字をつけるのか…非常に怪しい。
「入学は、いつですか?」
「明日でございます。」
「#明日__みょうにち__#でございます。」
「明日…あの、準備とかは、どうなっているのですか?」
「今更ながら気になったので、申し上げますが」
「そんなに#畏__かし__#こまらなくても、私たちは、あなたのメイドなのですから、敬語は不要です。」
「そ、そうで…そうか。じゃあ、準備とかは、どうなってるの?」
「既に終了済みでございます。」
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