漁師の闇バイト

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 それからと言うもの、僕は仕事が休みの日に地元に帰るのを避けるようになり、数年間はO君と連絡すらとっていませんでした。  O君の名前を耳にしたのは、地元の友人から掛かってきた突然の電話でした。 「Oが死んだらしいぞ」という内容でした。  その友人によると、O君は父親の漁船に乗ることを止めて、まるで何かから逃げるかのように、知り合いのマグロ漁船に乗るようになっていたそうです。遠洋漁業です。一度海に出てしまえば、1年以上帰ってこれないこともザラにあるそうです。  聞くところによると、O君はインド洋の洋上で漁をしている最中に突然叫び出したかと思うと、口から泡を出しながら死んでしまったそうです。  年々漁獲量が減っているマグロ漁船の船長は日本に引き返さず、そのまま漁を続行しました。  O君の遺体は腐らないようにするために、ビニル袋の中に入れられて、マグロと一緒に船の中にある冷凍庫の中に押し込まれたそうです。  遺体が家に戻ったのは、死んでから数ヶ月経ってからでした。

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