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バンドのメンバー達は数日後に回復し、ようやく全員揃って練習をすることができた。しかし、今度は絵莉子が似たような症状に見舞われた。 朝から食欲が湧かず、大学には行ったものの体が怠く授業に集中できない。雪乃にも同じ症状が出ていないか気になり、絵莉子はメッセージアプリを開いた。雪乃からはすぐに返事が返ってきた。 『私は何ともないけど…大丈夫? もしかしたらうつっちゃったかもね… まあ今日は早く帰って寝なさい!』 ありがとう、と返事を打ちながら、絵莉子は頭を抱えた。 (気をつけてたつもりなのに…まあいいや、今日は早く寝よう。寝たら治るはず)
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