秋山進一

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 俺は秋山との夏を思い出していた。  卒業アルバムを開いた。  3年7組のNo.1だ。  野球部で活躍していた。  長良川の川原でバーベキューしたりした。  その秋山から連絡があったのは昨日の夜だった。 「10年ぶりだな?どうしてた?」 「アッキー久しぶり、孤独な28歳の夏ですよ」 「そう嘆くなよ?女紹介してやるからさ?」 「マジっすか?アッキーさまさま」 「実は奇妙なことが起きてな?」 「どうした?」 「飯田の顔が消えちまったんだ」
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