その2 {お家デート}

7/7
前へ
/60ページ
次へ
如月ヴィオラ 「彼…呼吸、してないんです…っ!」 『すぐに救急車両を 向かわせます!ご住所を!』 ワタシは彼の家の住所を言った! そして電話を切り 再び浴室に駆け込む…! 如月ヴィオラ 「ああ、シン…どうしよう! どうすればいいのっ!」 ワタシは非力だから…彼の大柄な体を 湯船から引き上げられない…っ ワタシは彼に抱きつく… つ、冷たくなってる お湯は温かいのに…っ ワタシは動かない彼の背中を何度もさする… ピーポーピーポー… 救急車のサイレンが聞こえる! 少しして扉がノックされた…! 「如月さん!如月さん!」 ワタシは玄関に向かい扉を開いた 扉まえには救急隊員がいて ワタシは救急隊員達をお風呂場に連れていった! 如月ヴィオラ 「こ、こっちです!はやく…彼を!」 お風呂場に誘導した 隊員達が二人浴室に入り 彼を協力して引き上げてくれた! 運び出される彼にバスタオルをかけてあげた ワタシは救急隊員達と一緒に部屋を出る… 担架に乗せられてる彼の半開きの目を 隊員の一人が閉じさせた… ほ、本当に…彼は…っ ワタシは救急車に動かない彼と乗り込んだ… ピーポーピーポー…ピーポーピーポー…
/60ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加