その9 {家デートpart2}

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ハッとしたワタシは目をパッと開いて湯船から出た… ダメダメ…しっかりしなきゃ…! お風呂から出たワタシはバスタオルで頭と体を拭き パジャマに着替えて、歯を磨き…寝室に向かう 寝室には横になって 瞬きをしてる包帯を巻き直した彼がいた… 如月ヴィオラ 「シン…どうしたの…考え事?」 シンはこちらに顔を向ける 伊佐シン (死人) 「あ、うん…明日、どこに行こうかな~って… それに今…有給休暇中だけど終わったら 仕事も行きたいなぁって…」 ワタシは口を開きかける 伊佐シン (死人) 「わかってるよ、ヴィオラ… 俺はゾンビ化したことで 防衛省に指名手配されてる 仕事には行けない…」 ワタシは電気を消して彼の隣に横になる 如月ヴィオラ 「そんなことよりさ… 明日、どこに連れてってくれるの?」 シンは寝返りをうち、こちらに視線を向ける 伊佐シン (死人) 「うん、明日は映画に行こう 最近…暑いし、ホラー映画でも見て涼もう」 ワタシは包帯が巻かれた彼の顔を見る ホラー映画か… 今のこの状況、ワタシだからいいものの 端から見ればかなりホラーだと思う… だって、彼はゾンビ…死人なんだもの
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