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ハッとしたワタシは目をパッと開いて湯船から出た…
ダメダメ…しっかりしなきゃ…!
お風呂から出たワタシはバスタオルで頭と体を拭き
パジャマに着替えて、歯を磨き…寝室に向かう
寝室には横になって
瞬きをしてる包帯を巻き直した彼がいた…
如月ヴィオラ
「シン…どうしたの…考え事?」
シンはこちらに顔を向ける
伊佐シン
(死人)
「あ、うん…明日、どこに行こうかな~って…
それに今…有給休暇中だけど終わったら
仕事も行きたいなぁって…」
ワタシは口を開きかける
伊佐シン
(死人)
「わかってるよ、ヴィオラ…
俺はゾンビ化したことで
防衛省に指名手配されてる
仕事には行けない…」
ワタシは電気を消して彼の隣に横になる
如月ヴィオラ
「そんなことよりさ…
明日、どこに連れてってくれるの?」
シンは寝返りをうち、こちらに視線を向ける
伊佐シン
(死人)
「うん、明日は映画に行こう
最近…暑いし、ホラー映画でも見て涼もう」
ワタシは包帯が巻かれた彼の顔を見る
ホラー映画か…
今のこの状況、ワタシだからいいものの
端から見ればかなりホラーだと思う…
だって、彼はゾンビ…死人なんだもの
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