その9 {家デートpart2}

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如月ヴィオラ 「今はどんなのがやってるのかしら…」 ワタシはぽつりと呟く 伊佐シン (死人) 「行ってみないと分からないけど… ゾンビものか幽霊ものか はたまた生きてる人間が一番怖いってものか…」 ワタシは少し考えてみる… ゾンビものに恐怖は感じないから 幽霊ものがいいかも… 如月ヴィオラ 「幽霊ものがやってたらいいな~」 シンは頷いた 伊佐シン (死人) 「わかった…冷たいだろうけど おいで抱き締めてあげる…」 ワタシは小さく頷いて 彼の腕の中に入った… ひんやりした彼の体 鼓動は止まってるから聞こえない 呼吸音ももちろん止まってる 彼は息をしていない… だけど動いてる ワタシがゾンビになったら 彼よりも質悪いかもしれない ワタシは肉を食べるから… 彼に抱き締められたまま 顔をあげる… 伊佐シン (死人) 「おやすみ…ヴィオラ」 ワタシは頷いた 如月ヴィオラ 「ええ…お休みなさい、シン」 目を閉じるとワタシの 呼吸音しか聞こえない… 静寂の闇の中 ワタシの意識は遠退いていった…
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