その10 {映画館デート(準備編)}

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その10 {映画館デート(準備編)}

目を覚まして辺りを見回すと彼がいなくなってて ワタシはばっとベッドから起き上がった! 台所から物音がしてワタシはベッドからおり 音がする方に向かった… 彼が野菜庫をあけて野菜を食い荒らしていた… 如月ヴィオラ 「シン…?」 シンはびくりとしてゆっくり振り向く 彼の眼は野獣のようだった… 伊佐シン (死人) 「あ、ごめん…ちょっとお腹が すいちゃってさ…今、片付けルヨ…」 残った野菜を食べ終わった彼は ふうと小さいため息をつく 伊佐シン (死人) 「よし、今日は…俺が 朝飯つくってあげるよ、まあ…座ってて」 ワタシは頷いてリビングの椅子に 腰かけテレビをつけた 『皆様、おはようございます。 おはよう朝からニュースの時間です。』 ちょうどニュースがやる所だった 『私達、朝からニュース隊はついに 喪服の女こと、如月ヴィオラさんの 自宅を突き止めました! 現場のアナウンサー!』 わ、ワタシの家…!? 画面が切り替わって ワタシの家が映し出された! 『ここが、如月ヴィオラさんの家です! きっとここに防衛省で指名手配されている 伊佐シンさんがいるはずです! ヴィオラさんも防衛省に隔離されるでしょう すでに、感染してるかもしれませんから…』 今、ワタシ達はシンの家にいる だけど…ここを突き止められるのも時間の問題ね…
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