その10 {映画館デート(準備編)}

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如月ヴィオラ 「シン…どうしよう… ワタシの家、行けなくなっちゃった」 シンが首を伸ばして こちらに視線を向けてから テレビ画面に視線を移す… 伊佐シン (死人) 「確かに、君の家はもうダメだな… ここもそのうち突き止められそうだ 住まいを変えよう…」 ワタシは頷き彼の視線は再び 手元に向けられる シンはサンドイッチを作ってくれていた! ハムとチーズのレタスもりもりサンド! 伊佐シン (死人) 「お待たせ…俺の事は 気にしないで食べて」 ワタシは彼からお皿を受け取って テーブルに置きそこから ひとつとって口に運んだ… レタスのしゃっきりした食感… とても美味しくて つい微笑んでしまった 伊佐シン (死人) 「おいしい…?」 ワタシは何度も頷いた 如月ヴィオラ 「とても美味しいわ♪」 ワタシはその顔のまま彼に向き直る 伊佐シン (死人) 「うん、そっか…良かった♪」 彼も自然と微笑む… 『如月さんいないようですね… お留守のようです。』 …! そ、そういえば テレビで今…ワタシの家が! ワタシは慌てて テレビ画面に視線を向けた 『私達はここで彼女の帰りを待ちます いったんスタジオに戻します。』 画面が再び切り替わって ニュースのスタジオが出た…
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