その10 {映画館デート(準備編)}

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『ありがとうございます。 次のニュースです。』 ワタシはシンに視線を向ける 伊佐シン (死人) 「大丈夫だよ、なんとかなるって それより…準備は出来てるか?」 ワタシははっとして急いで着替えた 鞄も持ったし…歯も磨いた! よしっ…気持ちを切り替えた ワタシはテレビを消して 包帯を綺麗に巻いた彼と出掛けた… ワタシ達が住む街の駅前に映画館はない… だから二駅隣の街に向かう事にした ワタシ達は徒歩で駅前に向かう 如月ヴィオラ 「あのね…シン…」 ワタシは隣の彼を見上げながら ぽつりと呟く 伊佐シン (死人) 「どうした…?」 ワタシは軽く頷く… 如月ヴィオラ 「ワタシも…仕事に戻れなくなっちゃった…」 今朝のニュースを思い出しながら 苦笑を浮かべる 伊佐シン (死人) 「ふむ…そうだな… 有給休暇もそろそろ終わるし 会社には辞職届を出さないとな…」 ワタシは再び頷いた 辞職届は確かに書かないといけない 郵送するしか無さそうね… そうして、駅前についたワタシ達は 売店でお菓子を買い電車に乗って 二駅隣の駅に到着する 如月ヴィオラ 「辞職届は郵送で送りましょう…」 彼はこちらに視線を向けて頷く
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