その11 {映画館デート}

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如月ヴィオラ 「すごい、迫力があったねっ! 鳥肌立っちゃった!」 シンは頷く 伊佐シン (死人) 「うん、俺も鳥肌は立ったと思うが 皮膚は死んでるから…あんま、反応なかった…」 シン… ワタシ達は映画を見ながら食べ終わり 空になったポップコーンの入れ物を捨てて 映画館から外に出た 日差しが眩しい… 太陽ののぼりからしてお昼ね… 如月ヴィオラ 「帰りましょうか、シン」 シンは頷いて ワタシ達は彼の家に帰るため 駅に向かって歩く… な、なんか駅前にお巡りさんがいる そのそばにいるのは 白い防護服を着た防衛省の人だった! ど、どうしよう…ワタシ達は 挙動不審にならないよう 駅構内に入った… 彼の家がある駅に向かうための 電車が出発しそうだったから走る! 「きみ達、ちょっと良いかな?」 や、やばい!くぐもったような声がする…! ワタシ達は振り向かずに電車に駆け込み乗車して 振り向いた…アタシ達の後を追いかけていたのは さっきの防衛省の人だった! 「クソッ…やはり指名手配してる 伊佐シンだったか! それと…彼をかくまう如月ヴィオラ…!」 電車は出発して防護服を着た防衛省の人は 悔しそうな顔をしていた… あ、危なかったぁ…
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