その11 {映画館デート}

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ワタシ達は電車に揺られて 彼の家がある駅に戻ってきた 伊佐シン (死人) 「ちょっと…思ったんだが… 俺達の貯金使ってさ… 森に別荘を建てないか?」 ワタシは頷く 如月ヴィオラ 「いいわね…! そこで…ひっそりと暮らせば… たとえ、ワタシが感染しても…」 シンがこちらに 視線を向けて来て 眉尻を下げる… 如月ヴィオラ 「いいのよ、シン… 貴方のためなら 死んでも良いんだから」 そんな話をしていると 駅について そこから徒歩で彼の家に帰った… そうしてしばらくして、帰宅する 伊佐シン (死人) 「なあ、ヴィオラ…」 ワタシはシンに視線を向ける 伊佐シン (死人) 「森の別荘、近くの別荘不動産で探そう… 今日はもう遅いから明日でもいい」 ワタシは頷いた 如月ヴィオラ 「それなら、今日はもう休みましょう」 彼は頷いて、ワタシは先にお風呂に入った そして…頭と体を洗い バスタオルで体を拭いてパジャマに着替える ワタシとすれ違いでシンがお風呂に入り ワタシは歯を磨いて先に寝室に向かい 毛布の中に潜り込む… そのあと彼が寝室に入ってきて 電気を消してくれて 目を閉じた……
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