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私に礼を言い、歩き出したけど、
膝を強打したらしくびっこを引いて痛そうでした。
ホームの階段を下りる時、
私はおっさんの腕をとって介助してあげました。
そのおっさんはいたく喜んで私を喫茶店に
連れて行きました。
私は知らない人に誘われる事が好きじゃありません、
若いイケメンならともかく、
はげたおっさんなんかに誘われて・・・
しかしそのおっさんの誠実そうな姿に少し心が揺れました。
「ありがとう、転んで冷たい目で見られる中、
声を掛けてもらって救われました」
堅苦しい年配の態度や言葉じゃなく
素直に気さくに話すおっさんを見て新感覚でした。
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