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…………駄目だ、こんなんじゃ。
別のことを考えようと、ゆるりと目を瞑れば、昨日からの信じられないような出来事が私の頭を駆け巡った。
手合せの時のあの雰囲気以外は、何も変わってない、そうちゃん。
私と一緒にいた時のそのままの彼で本当に良かったと思う。
新撰組一番隊長は、冷徹な人だっていう話もちらほらあるけれど、そうちゃんが沖田総司なのなら、そんなことはないと思うから。
そこまで考えて、ふと思った。
絶対にあうことなんて出来ないはずの人々に、実際に出逢って、一緒に生活しているこの状況が、そもそも夢みたいな状況であるということを。
そんな状況に今現在、自分が置かれているということが、冷静になった私の思考をじわじわと支配する。
壬生、浪士組。
本当に私はあの壬生浪士組にいるのだろうか。
どこか違う、次元なのではないか。
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