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「何、してるんですか?」
春の木漏れ日踊る縁側に似合わず、団子になって。
―――――左之さん、平ちゃん、そうちゃんがいた。
「え? あ、ええと、」
焦って言い訳をしようとする平ちゃんとは正反対に、
「ん?璃桜が何してるのか気になって、来てみただけだよ」
「土方さんに襲われてねぇかと心配したんだぜ」
内容はともかく、爽やかにサラリとかわす、言い訳に慣れた二人。
本当に器用だなぁとある意味感動した。
頭に浮かんだ“器用”と言う言葉に、最も器用な人物を思い出す。
それと同時に、さっきの伏せた瞳を思い出した。
その憂いを含んだ漆黒が、鮮明に浮かんできて。
「…………」
気が付けば、俯いていた。
「あー、もう何でもいいだろ! で、何で布団に横になってたんだよ、璃桜。具合でもわりぃのか」
そんな私に全くもって気が付かず、ただ言い訳を考えるのに疲れたのか、がしがしと己の頭を掻いて平ちゃんが尋ねてきた。
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