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その問いに、どうしてそんなことを聞くのだろう、と不思議に思う。
私、別に身体弱いなんて言ってないよね?
俯いていた顔を上げて、平ちゃんを目に入れ、じっと見つめながら答えた。
「え、あ、……なんとなく?」
「んだよそれ」
はーっと大きく息を吐きだし、そのまましゃがみ込んだ平ちゃんに、疑問を覚える。
「何で?」
「あー、それは」
純粋に尋ねれば、照れくさそうに言葉をきった平ちゃんの代わりに、どんっと自分の左胸を拳で叩いて左之さんが言った。
「平助はなぁ、璃桜のことが気になって仕方ねぇんだよ」
「え?」
「左之さん!!」
「なんだ? 事実だろーが」
「いやそうだけどさぁ……こう、もうちょっと言いようがあるじゃん…」
恥ずかしそうに頬を染め、手のひらで顔を覆う平ちゃん。
………なんか、めちゃくちゃ可愛い。
ワンピースとか着せて、お花畑に置きたい。
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