第3章 試験

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「そうですね、ぜひいつかお願いします。そう言えば」 暑苦しい方向に持ってかれそうだったから、左之さんの言葉はサラリと流して、話題を変える。 私も人のこと言えないくらい流すの上手いかも。 「どうして、三人で此処に来てくれたんですか?」 永倉さんとかも一緒に居そうなのに、この三人が来てくれたことが不思議だった。 「平助と総司が、璃桜のこと心配しすぎてここまで見に来たからに決まってんだろ! 俺は、それを見つけて便乗したんだ」 「え」 私のことを、心配に思う?どうして? 「いやいやいやいや、違うって。左之さんだって璃桜がどうなってるのか気にしてましたよね?」 「そうだよ!」 「いやぁ、平助と総司の心配具合には負けるね」 続きそうな言い合いを遮って、訊く。 「ちょ、あの、………どうして?」 私、別に心配されるようなことしてないよね?
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