1,私の日常

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「あのさ、今日お見舞いに来る友達って誰だか分かってたりとかするの?」 「うん、まぁ」 日向は風に当たりながら、欠伸をした。 興味ないのかな。記憶がないせいでもあるかもしれない。 「クラスの人らしいんだけど、実際の所来ても来なくてもどっちでもいいんだよな」 「………そっか」 クラスということは、やはり前園さん達だろう。 あとは、日向の元取り巻き達。 関わりたくない人達だ。 日向の言った通り、ここに来て正解かもしれない。 ちょっと意味は違うだろうけどね。 「それに、俺は平松さんと一緒に話していた方が楽しいと思うし」 「私と?」 「うん。俺今楽しいし」 笑顔で話す日向からは、嘘をついているとは思えないけれど、やっぱり変な感じはする。 信じたいけど信じられないと言ったところかもしれない。
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