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 うながされ、奏はそろそろと腰を浮かした。 「まだ、もっと上に手をついて。そうそう、そこです。そこ」  成留に言われるままに姿勢を固定した奏は、いままでの経験から股擦りをされるのだろうと予測し、太ももをきつく合わせた。成留が石鹸を掴む。滑りやすくするためかと思ったが、成留は石鹸で鏡を擦った。 「なに、やってんだ?」 「曇り防止ですよ。これなら、鏡がちゃんと見える」 「鏡?」  たしかにA4サイズほどの鏡が目の前にあるが、と視線を向けた奏はギョッとした。 「先輩、その位置をキープしておいてくださいよ」 「ちょ、おま……、成留」  うろたえる奏に、成留は上機嫌でシャワーをかけた。陰茎の泡が洗い流され、屹立した姿がくっきりと鏡に映る。 「うっ」 「これなら、先輩のを見ながらできますよねぇ」 「こ、こんなもん見て、なんになるんだ」 「先輩のムスコの元気な姿はうれしいし、たのしいですよ」  グッと太ももの間に陰茎を突き立てられて、奏は口をつぐんだ。 「さあ、先輩。いっしょに気持ちよくなりましょう」 「んぁ、あっ、あ……、は、ぁあ」  蜜嚢を突かれながら陰茎を扱かれて、奏は甘い声を風呂場に響かせた。 「声がこもって、なんかすげぇエロいですよね、風呂場って」 「んんっ」 「あっ! 口を閉じないでくださいよ、先輩。声を聞かせてくれたって、いいじゃないですか」  奥歯を噛みしめ首を振った奏に、成留が「ちぇー」っと言いながら腰を打ちつける。 「ああ……、太ももじゃなく、先輩のオシリの中だったらなぁ。それに、手があと二本欲しいです。そうしたら、先輩の乳も弄れるでしょう?」
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