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「んっ、ん……、んぅ、うっ」 「強情だなぁ、先輩は。ほら、ムスコは素直に反応して、誇らしそうに鏡に映ってますよ」  思わず鏡を見てしまった奏はブルリと震えた。たぎりきった己の陰茎を、成留の両手が包んでいる。先走りをこぼす陰茎の奥に、成留の先端が見え隠れしていた。 「んんっ、ぁ、……成留」 「すごい、いい声です、先輩……、はぁ、たまんない。もっとかわいい声、聞かせてくださいよ」 (かわいい……、声?) 「ふあっ、あ、ああ」  疑問を持ちつつも、成留の手と熱に翻弄されて奏は声を上げた。 「さすが、先輩。奏って名前のとおり、いい音を奏でますね」 「バカッ、なに言っ……、んぅう」  男の味を知っている奏の秘孔がヒクヒクと動く。このままでは欲しくてたまらなくなりそうだ。 (食用油をジェルの代用にすれば…………)  そんな考えが脳裏をよぎった瞬間、ヌルンと先端を擦られた。 「っは、ぁあ、ああぁあ――ッ!」  放たれたものが鏡を濡らす。それを見た成留は、強く絞められた太ももに激しく欲を擦りつけて、奏の肌に熱蜜をかけた。 「くっ、ふう……」  成留が離れると、奏はペタリと座り込んだ。鏡に自分の液がついていると気づき、慌てて湯をかけ洗い流す。 「あっ。そんなにすぐに洗い流さなくっても、いいじゃないですか。余韻に浸りながらイチャイチャしましょうよ」 「うるせぇっ!」 「真っ赤になって、ほんと先輩ってばかわいいなぁ」  満面をとろかせながら、成留は自分の指を舐めた。目を見張り、奏が硬直する。 「な、なにを舐めてんだ」
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