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「え、あ、ご、ごめんなさい」 神崎が心配になるくらい乱れていたのだと思うと、恥ずかしいやら申し訳ないやら。真っ赤になる陸にふっと笑うと、神崎は目尻に唇を寄せた。 「次するときは、あいつらがいないときにな。そしたら、存分に出していいから、今日は抑えて」 「ぞ、存分って」 「動くぞ」 ますます赤くなる陸に、神崎は動きを再開した。 「ひっ」 出そうになった悲鳴を、慌てて呑みこむ。手のひらで口を押さえるがーー。 ーーな、なんか、余計やばいかも。 声を出せなくなったぶん、快感の逃がし場所がなくなり、身体の中にすごい勢いで蓄積されていく。これじゃ身体がもたない。 「ちょ、ちょっと、まっ」 いよいよ怖くなり、真剣に中断を訴えようとした。だが、見越していたように一際強く奥に押しこまれる。目の奥がチカチカして、思わず悲鳴に近い声が漏れそうになったが、重なってきた神崎の唇に呑みこまれた。 「ーーんんっ」 頭の中が真っ白になり、びくびくと身体が震えた。締めつけに、神崎が低く呻く。陸に続き神崎も達したのだ。 身体中の力が抜け、指一本動かしたくない。浅い呼吸を繰り返していると、大きな手で優しく髪をかきあげられた。
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