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おばあさん「飛鳥が…生き返る!?それはほんとかい!?飛鳥が生き返るのかい!?」
孫「私が……?生きか…え…る?」
我「はい。どうやら俺にはそれができるみたいなんです。」
おばあさん「お願い!!わたしは!わたしのことはいいから飛鳥を!!飛鳥を生き返らせておくれ!!この子は…まだ16だったんだよぉ…生きていたらまだまだ、たくさん楽しいことできたのに…この子を…ぅう…お願いですから…生き返らせてあげておくれ…」
孫「おばあちゃん…」
我「お孫さんもそれでよろしいですか?」
孫「おばあちゃん…ありがとう…でもね…おばあちゃんがいないのは凄く寂しい…だからわたしはね…おばあちゃんと一緒に天国に…」
おばあちゃん「何を言ってるの!!おばあちゃんはあんたが生きていてくれたら!それだけで…それだけで幸せなんだよ…おばあちゃんは元から飛鳥とはずっとは一緒にはいれないんだよ…だからね?飛鳥…生きておくれ…お願いだから…」
孫「おばあちゃん…」
おばあさん「あんたのお母さんもお父さんも仕事ばかりで飛鳥との時間が少なかったかもしれない…でも飛鳥のことを本当に愛していたんだよ。飛鳥が死んで…飛鳥のお母さんは、飛鳥との時間を作らなかったことを後悔して…後悔して…だから…飛鳥、生きてお母さんとお父さんと幸せに生きなさい。おばあちゃんはずっと飛鳥を見守って、ずっと待っているから…ね?」
孫「うん…うぅん…うぅ」
おばあさん「お兄さん…この子を…生き返らせてあげてください…よろしく…頼んだよ。」
そういうとおばあさんは、俺が何もしなくても天国へと召されていった。おばあさんの中の負の感情がなくなり、行くべき所へ行ったのだ。
我「では、お孫さん。いや…飛鳥さん。僕の手を取り目を瞑って…あなたが帰るべき場所を思い浮かべて…俺が目を開けてって言ったらあけていいよ。」
孫「はい。」
………………目を開けて…………
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