第2章

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「アッサム王子、あなたと付き合うなどただの研究員の僕には勿体ない。 しかも、お互いのことを知らないのなら、どんな障害があっても乗り越えられるなんて言えない。 あなたとは付き合えません。」 要約すれば、お前が男だから無理ってことなんだが、王子は気づいてくれるだろうか。 相手が王子である以上気を損ねれば、自分の立場どころか命までもが危ういかもしれない。 出来るだけ丁重に、相手の気分を損ねないように言葉を選んだつもりだ。
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