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「あ。いや、そういうことでなく…」
「アッサムは呼びにくいだろう?
俺のことは、アッシュでいい。 」
「王子…あの…」
「王子ではない、アッシュだ。
あと、敬語もなし!」
美龍空は必死に弁明しようとするも、話はどんどん進んでいく。
しかも、目の前の男は自分が王子という身分でありながら、ただの民間人である自分に愛称で呼ばせるだけでなく、タメ口を聞けと言う。
「僕を不敬罪に問わせるつもりですか?!
王子が王子である以上敬語を外すなど無理です!愛称も呼べません!」
美龍空はふるふると首を激しく振る。
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