第3章

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「美龍空、散々な言われようだね…。」 やっぱり…。 アッシュは無言で美龍空を見つめて黙らせることで、美龍空の部屋を通り過ぎた所員たちの会話を聞いていたのだ。 しかも、美龍空に対して悪意と興味の入り混じった聞いててあまり良くない噂話だ。 「別に、気にしてない…。」 美龍空はふいっとアッシュから視線をそらす。 「なんで気にしてないんだよ!」 それを見たアッシュは、なにかがぷつりと切れたように不機嫌さをより一層露わにした。
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