第3章

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初めて美龍空を見たのは去年、国立大学に視察に行った時だ。 ただでさえ学力の劣る真珠国民が世界でも一・二を争う学力を誇るサファイア国立大学で主席を取り続けているという噂は学内でも有名だった。 数少ない真珠国民の中で、美龍空を見つけるのは容易かった。 若く見られがちな真珠国民の中でも一際幼い見た目ではじめ見た時は小学生かと思ったほどだ。 その後、自分と一つしか変わらない事実にとても驚いた記憶がある。
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