第4章

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次の日、アッシュが神妙な面持ちで謝罪に来た。 正直美龍空としては、アッシュが怒ったことに対してはさして気にかけてはいなかった。 むしろ、周りの環境にうまく馴染めていない今の状況を見てもこうしてまたアッシュが来てくれた、そのことが嬉しかった。 「謝らなくていい。気にしてない。」 あまりに何度も謝るアッシュに、そんなに謝らなくていいというつもりで美龍空が言うと、アッシュは一瞬昨日と同じような軽く傷ついた顔をしたが、いつも通りの笑顔に戻る。 「そうだよな、美龍空は気にしないよな。 面倒くさいよな、そういうのも。」 そういったアッシュは確かに笑顔ではあったが、いつもより違和感があった。 どこか辛そうに見えるその笑顔に美龍空は余計に困惑した。 安心してもらいたくて言ったのに、うまく通じないどころか、誤解しているように思う。
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