2人が本棚に入れています
本棚に追加
「お前の旦那様はスーパースターだ。名古屋を拠点にしているとはいえ、会えない日々も沢山あるだろう。来年には、お前も母親だ。二十歳前の遊びたい盛り、頑張れ「当たり前じゃない!」るか…。」
最後まで言わせてもらえなかった。
「小さい頃から大好きだったお父さん。お父さん以上の男の人なんていないと思ってた。けど、私の前に岳斗君が現れた。お父さんとは違う癒しを私に与えてくれる。
お父さん、お母さん、私幸せになるよ。」
「綾花を頼むな。」と言って、私の胸に顔を埋める裕ちゃん。ち、ちょっとぉ。子供達の前だよぉ。
「すまん、この顔は子供達には見せられん。」もう、娘が嫁にいくんだから、父親が泣いてもおかしくないのに。
でも、ずっと我慢してたんだろうな。高校時代よく私に甘えてきた裕ちゃん。綾花が産まれてから、私に甘えなくなった裕ちゃん。18年ぶりに甘えてもらった。
ありがとうございます。私は過去も今も、きっと未来もずーっと幸せです。
完
最初のコメントを投稿しよう!