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明るい性格で友達が沢山いた綾花。卒園を前に友達とお別れするのが嫌で仕方なかったようだ。M女学院系列の幼稚園に入っていたためか、高校はM女行きたいと聞かなかった。約束してドイツに渡ったんだよね。
小学校入学式。葉瑠花の誕生。裕斗誕生。卒業式と穂乃花の誕生。中学校入学と無数の写真を家族で見ていく。
「こんばんは。」
「あっ、岳斗君だ」葉瑠はGAKUTOの大ファンである。
岳斗君にだっこされてリビングに入ってきた。
「綾花を持っていくだけではあきたらず、葉瑠花まで連れていく気か?」
裕ちゃんに責められてる。勿論笑ってるけど。
と同時に黒い霧が岳斗君を押し潰した。岳斗君の前にはどす黒い笑みを浮かべる綾花が。
「なに花嫁の妹をつれていこうとしているの?」岳斗君はペコペコ謝っている。
「誰に似たんだか?」ジト目で見てくる裕ちゃん。
私もこんなんだったの?
「唯にたいそうヤキモチ妬いていたからな。」うぅっ、ごめんなさい。娘を見て教訓になる私だった。
「あっ、綾花のアルバム?」
「中学校までな。高校からは帰国していたからあまりない「僕沢山ありますよ。2年生からですけど。」…。なんと!」
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