おまえが力士に首折られろ

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 やがてバレーボールの強さを証明するように、彼女はぼくに向かってスパイクを打とうとするけれど、ボールじゃなくてクッションだし、座ったままだからなかなかうまく打てない。 「ちょっと、わたしにトスを上げてよ」 「え?」  なぜ自分に向けて打たれるスパイクのためにトスを上げないといけないのか。
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