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立夏
恋人がいるネコの美青年、小茄夏也は中肉中背のボンボン。一途で鈍感な夏也は恋人のセオドアと初めての夏を迎える事を心待ちにしていた大学生。
一人分の家財道具がある室内。そこで夏也はセオドアが浮気をしている…という証拠探しをし続けている。
どこだろう…絶対にあるはずなのに…。
少し前、夏也はセオドアが浮気をしている…と思い込みセオドアがシャワーを浴びに行った隙に浮気の証拠探しをし始めたアフォ。
数分後「…おかしいな…」
「何が?」
「うわっっ」
「そんな驚かなくても…」
その時、飛び上がって驚いた夏也の姿にセオドアは違和感を覚えた。
俺がいる事知ってるのに…。
セオドアはその首を傾げた。
その時、夏也は「のっのど渇いてない?」と言う言葉を発した。
「そう言えば…」セオドアはそう言うと言葉をつづけた。
それから夏也にコーヒーを入れてくれないか?と言い夏也にコーヒーを入れさせ始めたセオドアは刹那、考え事を再開した。
――色黒で長身。夏也より頭一つ分大きなセオドアは細マッチョでタオルを腰に巻いている投資家。筋トレと日サロに行く事が趣味で一途なセオドアは目力のある美貌の持ち主で金髪の西洋人。ブルーダイヤの様な瞳の持ち主でもあるセオドアは刹那、夏也が自分の浮気調査をしていた…と考えると辻褄が合う事に気付いた。
俺は夏也の事を信じてるのに…。
「夏也お前、俺が信じられないのか?」
「エッエッ」夏也はセオドアを疑っていた事を言い当てられ動揺し始めた。
「頭で信じられないなら、体に信じるよう教え込んでやるっっ」セオドアはそう言うと夏也に走り寄った。
それからセオドアにシャツを脱がされ何かで両手を後ろ手に縛られた夏也は「ヤダッッ」と言う言葉を発した。
セオドアは夏也の言葉を無視し夏也の口にティッシュを入れ黙らせると手荒に夏也を抱き始めた。
「んっんうっ」夏也はその目に涙を滲ませながら自分がセオドアを信じなかった事を後悔し始めた。
数時間後、夏也は前後不覚になりその顔に虚ろな表情を浮かべ始めた。
「ハアハアハアハア」その時、呼吸を整えていたセオドアは虚空を見続けている夏也の涙で濡れている頬とセオドアの体液で濡れ光っている臀部を一瞥した。
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