序章

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『え~ですから、…ですので……の為…』 「ハァ……(話長いっつーの!)」 今、俺は体育館にいる 週に1回の集会の日だからだ 校長の話が長いのも嫌だがそれ以上に嫌な事がある 『え~それでは、今週"も"2人が表彰されました 有栖川君、明星君、前へ』 「ハァ………」 そう、この表彰式が嫌なのだ 紹介が遅れたが、俺は有栖川晶、高2の17歳だ 一応優等生として高校生活を過ごしている そしてもう一人の表彰者は… 『キャアアアアアアアアアア!!』 「うるせ…」 「うるさいね~」 「お前のせいだろ、輝」 こいつ、明星輝だ 容姿端麗、文武両道と我が高校のアイドルとして有名らしい 文武両道の面で見ると俺の方が上だが、容姿の面では輝が圧倒的に上なので輝は有名なのだ
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