序章

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いつも通り喋りながら帰っていると、人通りが少なくなったところで輝が大きな溜息を着いた 「っはあああああああああああ……W」 「やっといなくなったな…」 「気が休まらねえわW」 それも、毎日帰り道は誰かが途中まで付いて来るせいだ 「ホント毎日飽きねえなWWW」 「そういうキャラ作ったお前が悪いw」 「ひでぇW作りたくて作ったんじゃねえしWWW」 ご察しの通り輝はヲタクだが、その見た目のせいで「思ってたのと違う」と言われることが多々あったらしく、それならばとキャラを作ったらしい 「今日もうちでメシ食うんだろ?」 「当たり前だのクラッカーWWW」 「古いわ!w」 俺と輝は家が隣りなんだが、輝は一人暮らしなのに料理が出来ないからうちでメシを食うのが日常になっている 「あ~…でも今日母さんがもう帰ってるみたいだから危険だな…」 「まじか(*´・ω・`)」 ちなみに母さんは料理が出来ない、…というよりやらせたら生物兵器が出来るから料理をさせてはいけないというのが暗黙のルールだ 「急いで帰るか…」 「だな…」
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