魔法使いからのプレゼント

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あ、そうだ動物園いこ!呪文を唱えていざしゅっぱーつ!! すると、突然光だした魔法の道具に吸い込まれて、目を開けたらママと動物園にいた。 『わー、本当にママと動物園にいる!!』って音が思わず口にすると、ママは不思議そうに『何言ってるの?前から音が行きたいって言ったんじゃない。昨日も早く明日来ないかな?っていってたのに!』って首をかしげた。『ううん、なんでもない!あまりに嬉しくて!笑』って音が誤魔化すと、呆れたように、でも嬉しそうにママはわらった。この顔が大好きなんだ! 始めに音の一番大好きなパンダを見に来た。『パンダだよ!かわいい!』ってはしゃぐ私にカメラを向けて、ママが写真を撮っている。『音、ママと一緒に写りたい!』ってわがままいうと、ママは嬉しそうに頷いて、園内のスタッフさんに撮ってもらった。パンダの前で撮った写真の中の2人はとっても嬉しそうにわらっている。 その後も、ゾウさんとか、キリンさんとか、いろんな動物の前で、ママと写真を撮った。西の空に太陽が傾いて、ママが『そろそろ帰ろっか』って言った。音は泣きじゃくって『まだ帰りたくない』ってわがままいうと、ママは『また次は音の7歳の誕生日に来よう』って言って、小指を出して約束してくれた。 すると周りが白い光に包まれて気がついたら、自分の部屋にいた。 『楽しかったな~』
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