お父さん大好き!

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お父さん大好き!

「チノ…オレ、大丈夫かなぁ…。いや、オレのことよりも由紀先生だ。由紀先生にはあの園を辞めて貰いたくないんだ。だけど彼女は後先考えなかった。もしオレが完全なひとり身なら問題なかったのだがな…悪魔や天使、死神なら大丈夫だが、ヒト相手は少々厄介だよ…」  オレはチノを膝に抱いて、人生相談を受けてもらっている。チノは終始笑顔だ。 「…うーん…チノ、知らなぁーい!」    チノはオレの膝から飛び降りて走り出した。堕天使の控え室に行った様だ。オレは満を持して、堕天使の控え室を訪ねた。オレはかなり情けない… 「…入っていいか…」  ノックをしたのだが返答がなかった。ドアを開けてみるとみんながヒソヒソ話をしている。オレが部屋に入ってもやめない。オレは、無視されているのか。ついに堕天使たちに愛想を尽かされたのかぁー! オレ最大のピーンチッ!! 「功太さん、大丈夫なの…きっと、うまくいくからね」 「マノン…ありがとう…さっきはチノにちょっとだけひどいことを言われたんだ…マノンは優しいね」 「じゃぁ、私も知らなぁーいっ!」  ああっ! マノンまでっ! みんな! オレを助けてっ! 「ハッ!!」     
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