夜夢見

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「あ、あの送ってもらってすみません!」 「いや、大丈夫だ。俺もこっちだから。」 私の歩幅に合わせて歩いてはくれているけど。 何を話したらいいの!?何か話題は… 「み、みなさんいい人たちですね!とても話しやすかったですし。」 「あぁ。」 会話終わってしまった… 「さ、さっきはありがとうございました!」 「あー、深澤のことか。アイツいいやつなんだけど酔うとちょっと軽くなるんだ。」 「そうなんですね…」 私の歩くスピードが遅くなったのを見て。 「大丈夫か?ちょっと座るか。」 「は、はい。」 情けない…そんな飲んだのかな私。 私が座っていると、片寄さんがペットボトルの水を渡してくれた。 「…気にしなくていいから。」 「はい…すみま、」 「謝るの禁止」 私はずっと下を向いていたけれど、片寄さんの目を見てありがとうと伝えた。 そしてまたまた、無言に… 一体どうすれば。 「あ、あの!片寄さんは彼女いるんですか!?」 「え?」 「あ、いやあの、ちょっと気になりまして。」 酔った勢いとはいえ。 何聞いちゃってるんだ私! 「いない。というか、女は苦手だ。」 「苦手…なんですね。それは…私もですか?」
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