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ダメだ、こいつ面白い。
「教えて欲しい?……うーん、どうしようっかな~」
人差し指を顎に当てて視線を逸らす。
「良いから、早く言えって!」
「え?でも、もう私の事好きじゃないんでしょ?両想いになるなら告白もするけど、片想いなら、なぁ。無いな。じゃ、また明日ねー」
慌てふためく彼。
何だよこの、目の前のオモチャ。
滅茶苦茶可愛い。
堪らん。
「ああっ、もう!!好きだって、お前の事が好きだっ!」
そっちが告白しちゃってるしー。
マジで可愛いな、こいつ。
「え?でも、さっき好きじゃないって言ってたじゃん」
とか言っていじめてみたくなる。
「あっいや、その……それは……」
ダメだ。
堪えきれずに、私が吹き出す。
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