60人が本棚に入れています
本棚に追加
/857ページ
「性別や名前を自由に変えられて…尚且つ最初は足軽から始まり、様々な国で戦に幾度と無く出陣する事によって名声を上げやがて一国の城主までなるんです。
…その後は、最終的に幕府を作って永眠するまでクリアになりません」
にこやかに笑って秋田はストーリーを解説する。
「リアルなストーリーだな。うむ。誠に凝った作りだ」
びっくりして黒田は感心する。
「ゲームを監修したのは毛利元就様で、ゲームデザイン担当が徳川吉宗様です。
毛利様は後世の歴史を参考に考案なされたと言って居られました」
キラキラ目を輝かせ、秋田は笑顔で答えた。
……なんとっ!?…知将自ら監修したとは…しかも将軍がデザインを…
びっくりし過ぎて開いた口が塞がらない黒田。
「二百人まで個別にデータが作れるんです。
playする前に他の方のも御覧になりますか?」
ニコニコ笑みを浮かべ秋田は黒田に聞く。
「ならば見させて貰おう」
頷いて黒田は秋田に頼む。
「分かりました。」
頷くと、秋田はキャラクターのデータを見始める。
最初に現れたのは、バニーガールのナイスバディな女性だった。
手にはハート型ハンマーを持っている。
「…なんだ…この女キャラクターは…?しかもウサギ娘国の城主!?」
びっくりして黒田はずっこける。
「あっ、これは太閤殿下のキャラクターですね。
今は男を追放し、美女の国を目標にしている見たいですね」
サラリと笑顔で秋田は黒田に教える。
「秀吉様もplayしているのか…」
目眩を感じながら黒田は項垂れる。
「二人で協力playも可能なんです。秀吉様は一兄と一緒にやってますね。
あっ、これが一兄のキャラクターです」
クスッと笑って秋田はクリックした。
……一期は真面目だ…きっと普通のキャラクターだろう…っ!?
淡い期待を抱いて画面を見た瞬間固まった。
そこには、巫女装束を着た美しい美女が薙刀を持って居たからだ。
気のせいか、白い巫女の装束が赤く染まっている。
最初のコメントを投稿しよう!