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「一兄の目標は、秀吉様のキャラクター『バニー様』の為に邪魔者を暗殺するジェノサイト巫女さんになる事ですね。
返り血で着物が赤くなる見たいです。赤いのは僕の鎧と御揃いで嬉しいなっ!」
楽しそうに秋田は黒田に教えた。
…ジェノサイト巫女さんって有り得ぬっ!!一期は何て恐ろしい目標を立てたんだ…
ってか…秋田よ…返り血と鎧はお揃いじゃないからな…
ドン引きして黒田は青ざめる。
「キャラクターの名前は『斬り子』ですね」
にこやかに秋田は解説する。
…うわっ!!そのまんまかっ!?
更に黒田は退く。
「後はですね…」
再びクリックすると…
廻しを締めた筋骨隆々の相撲取りが現れた。
…もはや武将じゃないっ!!
衝撃を受けて黒田は口を大きく開ける。
「『横綱』で加藤清正様のキャラクターです。
目標は相撲を日本に広める事と天下を取る事ですね」
笑顔で秋田は解説を続けた。
…相撲で天下を狙うなんて斬新だ…
感心して黒田は頷くが…
「田貫さんも、清正様と協力playしてますね」
笑って秋田がクリックすると…
どう見てもボクサーにしか見えない男が現れた。
「『熊本様』と呼ばれ、民に慕われているボクサーです。
横綱の右腕として、ボクシングを広めるのが目標見たいですね」
なごやかに秋田は説明する。
…何が何だか分からん。ツッコミ所が沢山あり過ぎる…
疲れた顔をして黒田は青ざめた。
秋田は次をクリックする。
長い黒髪をポニテにし、黒いマントに黒い甲冑姿、黒いブーツを履いたイケメン武士が現れた。
「『魔王様』ですね。主君のキャラクターで、天下に魔を広めるのが目標です。
階級は小国の大名です」
笑って秋田は次をクリックし…
秋田に良く似た白装束姿の青年が杖を振り回していた。
「『神様』です。僕のキャラクターで魔王様の国を阻止して平和にするのが目的なので…協力playでは、主に魔王様の邪魔をしてますよ」
笑顔で秋田は黒田に答えた。
…魔王と神が対立してる…もはや協力playの意味が無い…
疲れた顔をして黒田は衝撃を受ける。
次に政宗と瓜二つな武士が現れた。
「最後は『独眼竜様』ですね。普通に天下統一を考えています。
けど、まだまだ足軽から抜け出せません」
サラリと秋田は答えた。
…きっと伊達政宗だ…唯一真面目だ…
黒田は感心して安堵する。
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