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「こちらがコンノスケのキャラクターですね」
笑って秋田がクリックすると…
筋骨隆々のスキンヘッドで、全身トゲだらけの鋼鉄の鎧を着ており、様々な重火器の武器を身体に装備している男が現れた。
……全身凶器の男が出てきた!!
白目を剥いて、黒田は腰が抜ける。
「『地獄の殺し屋』で、目標は独眼竜様の目標を粉砕すると事、永遠に独眼竜様と地獄の鬼ごっこする事ですね。
独眼竜様を撃破すると、パワーアップします。
協力playですが、独眼竜様と遭遇すると対戦に強制的になりますよ」
楽しそうに秋田は話す。
…なんかもう協力playの意味全く無い…片倉…伊達政宗に謀反しまくりだろう…
…だから伊達政宗は…高レベルなのに足軽だったのか…
げっそりして黒田は納得した。
「後は他のキャラクターを参考にゲームを進めてくださいね。
すみません、それでは失礼します」
「…うむ。ありがとうな」
秋田は黒田に頭を下げて退室し、黒田は苦笑して秋田に礼を言った。
「しかし…どうしたものか…」
武将作成をするものの、困り果てた黒田は…
「うむ。これで良かろう…」
あるキャラクターを作成すると、満足げに頷く。
数時間後…
「あれ?官兵衛さん…ゲームやってるなんて珍しいね」
風呂上がりの竹中は、部屋に入ると笑って官兵衛の隣に寝転がる。
「…興味が湧いたんでな」
少し恥ずかしそうに黒田は顔を赤くした。
「ふーん…俺もやろうかな?」
目を細め竹中は起き上がる。
「何だ?お前もやるのか?…愛奈と戦で相対する難敵以外で興味を示すとは珍しい…」
笑って黒田は横にずれた。
「…愛奈がハマっているからだよ。作ったのが元就さんだし…ちょっと興味もあってね」
苦笑すると、竹中は武将作成を始める。
「こうして…こうで…この辺が…うーんと…」
テキパキと武将を作りながら竹中は真剣その者で作って行く。
「…ほう?…そう来たか…」
キャラクターを見て黒田は気付いた。
「…架空とは言え、リアリティー出さないと盛り上がらないだろ?
…まぁ、実際よりスタイルは俺好みにするけどさ」
完成させた竹中は満足そうに頷く。
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