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「では、協力playで進めるとするか。説明書を拝見したんだが…既に居る既存キャラクターとも闘えるらしい」
コントローラーを持ち、黒田は画面を切り変えながら竹中に教える。
「へぇ?じゃあ城とか国も奪い放題?良いね…ワクワクするよ」
悪戯っぽく笑って竹中もコントローラーを構えた。
ゲーム専用の部屋の灯りが消える事無く…黒田と竹中の楽しそうな会話が続いた。
翌朝。
「ただいま。今戻ったぞ」
遠征から帰って来た清正が玄関で挨拶する。
「お帰りなさい。お疲れさん」
留守を守っていた虎御前が出迎えた。
「ん?愛奈とか他のチビ共は?」
気になって田貫が尋ねる。
「まだ寝てるよ。音を立てないように気を付けてよね?」
念を押すように虎御前は忠告する。
「分かった」
「了解…」
顔を見合せ、清正と田貫は返事をすると中へ入るのだった。
数十分後…
「ただいま。今戻ったぜ」
「今戻りました」
鶴丸と一期一振が先に戻り…
「ただいま、帰還!なんつって!」
調子に乗った政宗がふざけ…
「五月蝿いじゃろ…政宗、静かにせい…起きたらどうしてくれるんか?」
秀吉が後ろから怒る。
「お帰りなさい。お風呂湧いてるから…先に入りな?
清正と田貫なら先に戻ってゲームやってるよ」
苦笑して虎御前は四人に言う。
「またゲームかよ…飽きねぇな」
目を細め、鶴丸は溜め息をつくが…
「案外、やり始めると面白いですぞ?」
笑って一期一振は鶴丸に奨める。
「それじゃ…風呂入ったらやるとするか!!」
意気揚々と秀吉は上機嫌で中へ入って行く。
「ふざけんなっ!俺もやりたいんだよ!」
慌て政宗も秀吉を追いかけ中へ入る。
「…ゲーム…ゲームか…考えとくぜ」
苦笑して鶴丸は一期一振に答え…
「鶴丸がやる気になったら嬉しいですな」
爽やかな笑顔で一期一振は頷いた。
そして二人も中へ入って行くのだった。
「…皆ゲームの話題でいっぱいだな」
苦笑して虎御前は、再び台所へ戻るのだった。
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