番外編①政宗は雑魚!雑魚なの!

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「では、協力playで進めるとするか。説明書を拝見したんだが…既に居る既存キャラクターとも闘えるらしい」 コントローラーを持ち、黒田は画面を切り変えながら竹中に教える。 「へぇ?じゃあ城とか国も奪い放題?良いね…ワクワクするよ」 悪戯っぽく笑って竹中もコントローラーを構えた。 ゲーム専用の部屋の灯りが消える事無く…黒田と竹中の楽しそうな会話が続いた。 翌朝。 「ただいま。今戻ったぞ」 遠征から帰って来た清正が玄関で挨拶する。 「お帰りなさい。お疲れさん」 留守を守っていた虎御前が出迎えた。 「ん?愛奈とか他のチビ共は?」 気になって田貫が尋ねる。 「まだ寝てるよ。音を立てないように気を付けてよね?」 念を押すように虎御前は忠告する。 「分かった」 「了解…」 顔を見合せ、清正と田貫は返事をすると中へ入るのだった。 数十分後… 「ただいま。今戻ったぜ」 「今戻りました」 鶴丸と一期一振が先に戻り… 「ただいま、帰還!なんつって!」 調子に乗った政宗がふざけ… 「五月蝿いじゃろ…政宗、静かにせい…起きたらどうしてくれるんか?」 秀吉が後ろから怒る。 「お帰りなさい。お風呂湧いてるから…先に入りな? 清正と田貫なら先に戻ってゲームやってるよ」 苦笑して虎御前は四人に言う。 「またゲームかよ…飽きねぇな」 目を細め、鶴丸は溜め息をつくが… 「案外、やり始めると面白いですぞ?」 笑って一期一振は鶴丸に奨める。 「それじゃ…風呂入ったらやるとするか!!」 意気揚々と秀吉は上機嫌で中へ入って行く。 「ふざけんなっ!俺もやりたいんだよ!」 慌て政宗も秀吉を追いかけ中へ入る。 「…ゲーム…ゲームか…考えとくぜ」 苦笑して鶴丸は一期一振に答え… 「鶴丸がやる気になったら嬉しいですな」 爽やかな笑顔で一期一振は頷いた。 そして二人も中へ入って行くのだった。 「…皆ゲームの話題でいっぱいだな」 苦笑して虎御前は、再び台所へ戻るのだった。
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