番外編①政宗は雑魚!雑魚なの!

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数時間後… 「ゲーム…ゲーム…へ?」 意気揚々と秀吉がゲーム専用の部屋に入った途端… 『チャライャラチャラチャチャラー♪』 ロックな音楽とスタッフロールが画面に流れていた。 「お?秀吉、お帰りなさい」 笑って竹中が出迎える。 「これは…これは…太閤殿下お帰りなさいませ」 気付いた官兵衛も恭しく頭を下げ出迎えた。 「今…戻ったんじゃが…お前ら…」 二人が手にしているのはゲームのコントローラー…。 「まさかゲームをしちょったんか?」 びっくりして秀吉は目を丸くする。 「うん。悪いけど先に全面クリアさせて貰ったよ」 笑顔で竹中は秀吉に答え… 「セーブしたら直ぐに終わりにしますので…暫しお待ちください」 テキパキ黒田は秀吉に言うと、エンディングをスキップしセーブした。 「…全面クリア…一晩でか?」 びっくりして秀吉は固まる。 「…あっ、そうそう…秀吉、皆弱かったから…ちゃんと装備と武器強くしなきゃ駄目だよ」 意地悪そうに笑って竹中は秀吉に囁く。 「ぬあっ!?」 びっくりして秀吉は目が点になり… 「それでは失礼します…」 「おやすみなさーい」 黒田は頭を下げ、竹中は笑いながら退室した。 早速確認した秀吉は、他のキャラクターが(愛奈と秋田除き)全て国を奪われ足軽になっている事が分かった。 政宗の場合は一番酷く… 「なんや…村人Aなんて…俺初めて見ましたわ」 久々に長期遠征から戻った山崎が笑って言うと…… 「やっぱそうでっしゃろ?自分も見て吹き出してしまいましたや」 笑って明石も腹を抱えながらコントローラーを持っている。 「五月蝿いっ!!このダブル関西人!!」 涙目で政宗は二人を怒る。 「おー怖…」 「ほんに…東北の人は短期だから嫌どすわ」 「ほんま、ほんま。頭の血管短いちゃいます?」 「そうかもしれへんな」 山崎と明石は、ひたすら政宗を馬鹿にする。 「畜生…覚えていやがれ!!」 泣きながら政宗は部屋から逃走した。
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