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「まあ！まあ！まあ！此処は愛奈を想う男同士…仲良くしようぜ！」
意を決して、鶴丸は二人に言う。
「…仲良くする義なんて無い…」
「不愉快な事を言うな」
浅井と竹中は、凄まじい形相で鶴丸に言い返した。
…あっちゃ…失敗…
苦笑いして鶴丸はガッカリする。
…鶴丸の奴…馬鹿か？
…竹中と仲良くなる訳無かろう…
呆れた顔をして信義と一文字は溜め息を着いた。
それから暫くして…
やっと愛奈達の元へ戻って来るが…
「何だろ？あの人だかり…」
竹中はびっくりして目を丸くする。
「さあな…」
浅井も首を傾けた。
「…何かのお祭りか？」
キョロキョロして鶴丸は辺りを見回す。
「そんな訳なかろうが」
呆れて一文字は溜め息をついた。
「…しかし何だろうな？」
気になって信義も眉を潜める。
「あっ！！竹中さん来たぜ！」
「本当だ！！」
獅子王が気付き、石切丸も気付いた。
「ん？」
二人に気付いて竹中は目を細める。
「大変なんだ！竹中さんっ！」
「此処に居ない面子が…山賊と闘っている様なんだよ！！」
獅子王と石切丸が駆け寄って竹中に知らせる。
「…それは本当？…分散して闘うなんて不利も良い所…愚の極みだよ」
呆れて竹中は溜め息をつく。
「…しかし…だとしたら時間がない…早く手立てを講じなくては」
冷や汗を掻いて浅井は焦る。
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