第七十一話妾が策を練る…全員従うように…

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「っ…何故通信機を持っているなんて…分かるんだ?…それに俺の事も…」 びっくりして竹中は目を見開く。 「答えは簡単だ。あれだけ居る軍と武将…誰にも気付かれず連絡を取る手段と考えれば…通信機しかあるまいて…。 …それと…」 顎に手を当て、無月は竹中に答えると… 「…それと?」 言い掛けた言葉に竹中は目を細める。 「お前は嘘つきだ。姫を任せては置けない…。 故に妾が策を練り従って貰うぞ」 笑って無月は竹中に言い放つ。 …っ…!! 無月に言われ、竹中は悲し気な表情になると…通信機を外そうとカタカタ弄る。 「…」 愛奈は気になり、竹中の通信機に視線を向けていた。
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